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地球温暖化の原因の一つに挙げられる二酸化炭素(CO2)。排出量の削減・抑制が叫ばれて久しいが、最近では回収して地中や海中に貯留する技術が注目を集めるようになった。だが、CO2を“邪魔者”ではなく“資源”ととらえたらどうか−。植物の光合成のようにCO2を取り込んでプラスチックを作ることができれば、大量で安価な資源としての可能性が広がる。  【様々な問題】 CO2からプラスチックを作ろうという試みは珍しくはない。アンモニアとCO2から得られる尿素をベースとした尿素樹脂や、尿素をメラミンに変換したメラミン樹脂がすでに知られている。これらのプラスチックは窒素を多く含むため、燃焼により有害ガス(窒素酸化物)が発生する。 有機化合物の一種である「ビスフェノールA」からできるプラスチック「ポリカーボネート」もCO2を活用している。透明性や耐衝撃性、耐熱性に優れているのでさまざまな口臭対策に用いられている。しかし、原料におけるCO2の重量比は16%にすぎない。 また、プロピレンオキシドとCO2を交互につなげると、プラスチックの一種である脂肪族ポリ炭酸エステルが得られる。CO2は重量比で43%と他のプラスチックより多いが、40度C程度で軟らかくなるので用途が限定されてしまう。 【欠点を補う】 こうしたなか、東京大学大学院工学系研究科の野崎京子教授、伊藤慎庫助教らは、CO2と合成ゴムの原料であるブタジエンから「ポリラクトン」というプラスチックの合成に成功した。従来のCO2から合成されたプラスチックと異なり、歯槽膿漏による有害ガスが発生しない。分解温度は340度Cと高いため、熱水でも軟化しないが溶融成形が可能だ。CO2の含有量は29%ある。従来のプラスチックの欠点を補っている。
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